岡山・真庭のお土産 かすてらの正凜堂

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カステラを漢字で表すと
かすてらは漢字でどう書くの?



「かすてら」の漢字は当て字

  『カステラ』という名前の由来は「発音」であり、カステラや類似した
 物を表す言葉は日本には元々ありませんでした。ですので、カステラの漢
 字表記は音に基づいた当て字であると言えます。
  唯一、カステラの語源となった国名である「カスティーリャ」を表す漢
 字が「干系螻国(カステラ国)」「加西朗(キャスライン)」などの漢字
 で残っています(こちらは中国の呼び名であると思われます)。
 
  カタカナは古くから角書など表音を表す文字として使われていましたが
 江戸時代の書物にもカタカナで「カステイリヤ」「カステアン」「カステ
 イラ」「カステーラ」「カステラ」などと書かれているものがあります(
 異国を記した特殊な本で食べ物であるカステラとの繋がりは薄い)。
 
  食べ物のカステラを表した当て字には次のようなものがあります。
  こちらも食品関連の学術書・目録などに記載されていたものです。
  よく用いられたものから順に並べました。
  
  粕貞羅 粕停羅 粕底羅 粕ていら 粕貞良
  加須底羅 加寿天以羅 家主貞良 春庭餹
  角寿鉄異老
  
  ……など。
  如何にも当て字という感じがしますね。